ログイン店舗:00000000
トピックスの記述
下表に必要事項を記入して、確認の上[登録する]を押して下さい。
インデックス
店舗:
日付:
順:
標題(アンカーテキスト)
(English)
記事
西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。今回のテーマは「70歳が分かれ道」。 * * * 【プラス】 ポイント (1)よりよく老いるためには70代が重要になってくる (2)70代をプラスにとらえられるかどうかが分かれ目 (3)70代だからこそできることを見つけ大切にしよう 『70歳が老化の分かれ道』(和田秀樹著、詩想社新書)という本を読みました。けっこう売れているらしいです。確かに、タイトルが気になりますね。 この本の「まえがき」にこうあります。 「人生100年時代ということが語られて久しくなりましたが、(中略)健康寿命の延びは、平均寿命の延びに追いついておらず、男女とも75歳に届いていません。要するに、70代をうまく生きないと、長生きはできてもよぼよぼとしたり、介護を受ける期間の長い高齢者になってしまうということです」 私は老化に抵抗するアンチ・エイジングには反対ですが、よりよく老いるのに、70代が重要だという考えには、賛成します。70代をどうとらえるかによって、その後の人生が変わってくると思うのです。 作家の五木寛之さんは、『百歳人生を生きるヒント』(日経プレミアシリーズ)という本のなかで、「百歳人生の後半五十年において、七十代は、まさに『人生の黄金期』といえるのではないでしょうか。あるいは、再来の青春といっていいのかもしれません」と語っています。実はご本人も、50代、60代には心身に不調があったが、70代になって少しずつ治まってきて、元気になったというのです。 そういう70代だからこそ、「七十の手習い」をしたらいいと、五木さんは勧めています。ご本人は若い頃には勉強が嫌いだったのに、50代で大学の聴講生になってみたら、学ぶことのおもしろさに目覚めたというのです。それは歳をとることの効用のひとつで、70歳になって大学に顔を出すというのは悪くない。世のため、人のためでなく、純粋に自分の楽しみのために学ぼうというのです。 また、70代には新しいことにチャレンジしようと、五木さんは言います。ご本人は「百寺巡礼」の企画に挑戦しました。百もの寺を巡る体力があるだろうかと不安だったのですが、だめだったら仕方がないと開き直って第一歩を踏み出したそうです。そうしたら、お寺を巡るたびに、心身が充実して、気力体力が整ってきたというのです。 五木さんのすごいところは、あくまで70代をプラスにとらえているところです。それができるか、できないかが、その後の人生の分かれ目だと思います。 私自身は、がん患者さんよりも一歩でも二歩でも死に近いところに自分を置こうと「今日が最後の日と思って生きたい」と考えていたのですが、60代のときは無理でした。70歳を過ぎて、やっとその心境になったのです。長年続けている太極拳も70代になってから、本当に価値がわかるようになってきました。 70代だからこそできることがあります。それを大切にしましょう。 帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など著書多数。本誌連載をまとめた「ボケないヒント」(祥伝社黄金文庫)が発売中
URL
写真(pic1)
写真標題
(English)
追加写真の掲載
html慣用句
標語1
標語2
今日の一言
トップイメージ
ステータス
sts:
skj:
更新:20211206 10:33:50
20211206.jpg
投稿する図形を選択して送信して下さい。
【メインイメージ写真】
投稿する図形を選択して送信して下さい。
日付指定呼出 日付:
順:
新規登録
一覧表へ
管理メニューへ戻る