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どうも、こんにちは。誰が呼んだか「絶景キャンプフォトグラファー」こと、猪俣慎吾です。 【画像】一晩耐え切ったご褒美!「雪の早朝&夜」のキャンプ場だから見られる美し過ぎる絶景
今回のテーマは『誰もが憧れる絶景雪中キャンプ場』をご紹介したいと思っています。自分はかれこれ雪中キャンプをするようになって5年ほど経ちますが、人がいなくて空いているし、虫もいないし、無音の世界だし、さらに絶景を眺めながらキャンプできるなんて最高の一言! ぜひ、皆さんにも体験していただきたい。ところですが、冬は車の運転に自信があることに加え、ある程度のキャンプ経験と冬用のギアが必要ですので、出掛ける前は自身のレベルをよーく考えてから行動するようにしてください。それでは、早速紹介していきます。 ■冬の猪苗代湖の朝日は必見 息子が3歳の時に初めて星を認識してくれた冬至の夜
<RV RESORT猪苗代湖モビレージ>(福島県) 福島県を代表する湖・猪苗代湖沿いにある『RVリゾート猪苗代モビレージキャンプ場』は、50年以上の歴史を持つ老舗キャンプ場です。春夏秋のレギュラーシーズンに加え、冬場も期間限定でオープンしています。冬の猪苗代モビレージキャンプ場に泊まるための条件としては、スタッドレスタイヤは当たり前で、必ず四輪駆動の車で出かけることが必須。ご注意ください。場内でスタックしてしまったら、中々抜け出せなくて大変ですからね。 猪苗代湖の冬は、気温がマイナス15℃まで下がります。「寒い」というよりも「痛い」といった方が適切な状況になりますが、その反面、言葉を失うほどの絶景が待っています。 まずは、朝に猪苗代湖から上がる朝日を見ていただきたい。冬は太陽がちょうど湖側から昇ってきます。湖に反射した朝日と霧が立ち込めた景色は圧巻の一言です。 場内でおすすめなのは、湖沿いの湖畔サイト。林間サイトもあるが、冬の湖を観ながらのキャンプは最高の一言である。また、キャンプ場では雪遊び用のグッズなどもレンタルができる。スノーシューを借りて、場内を歩き回ってみるのもいいですね。 もう1つ、猪苗代湖の冬の特徴として、渡り鳥である白鳥を見ることもできます。白鳥は人懐っこく、割と近くまで近づけるので、冬だけの出会いをお楽しみください。 ■結氷する湖でのワカサギ釣りと絶景が待っている <桧原湖西湖畔オートキャンプ場>(福島県) 豪雪地帯の福島県・裏磐梯エリアにあるにも関わらず、通年営業している『桧原湖西湖畔オートキャンプ場』。もちろん、アクセスするには四駆+スタッドレスは必須条件です。先述の猪苗代モビレージよりも山奥なので、過酷さはこちらが上。お出かけの際は、準備を怠らず、お願いいたします。 豪雪地帯なのに、なぜ通年営業なのかというと、このキャンプ場ではワカサギ釣りが通年で楽しめるから。厳冬期でも釣り場がオープンするので、ついでにキャンプ場もオープンしているんですね。でないと、こんな過酷な環境下でキャンプ場を冬でもオープンしてる理由はありません! みなさんをビビらせてばかりで恐縮ですが、その大変さの反面、雪中キャンプじゃないと感じられない感動があるのも事実です。 キャンプ場の目の前には桧原湖があり、冬には全面結氷するんです。そこでは憧れの氷上ワカサギ釣りが、テントから出てすぐ楽しめますし、大量の積雪を利用してイグルー作りもできます。まさに極寒の冬国を満喫できること間違いなし。 夜になってもしも晴れたら、寒いですが頑張って外に出てみてください。満天の星空と静寂の夜が、あなたの心をそっと癒してくれます。 場内にはオートキャンプサイトがあるので、雪中キャンプをするならそこを選びましょう。近くにトイレもお湯の出る炊事場もあります。安心ですね。 しかし、少々レベルは上がりますが、自分のおすすめは絶景の湖畔サイトにテントを張ることです。車は入れないので、キャンプ道具はソリで運ぶことになります。でも、その大変さを担保しても得られる絶景は一生ものですので、ご自身のキャンプ経験に自信がある方は挑戦してみてください。車で5分のところには、ラビスパ裏磐梯という温泉施設があるのも嬉しいですね。 ■目の前がスキー場。雪遊びを全力で満喫できる超穴場キャンプ場 風景はどこを切り取っても絵になる <見通りオートキャンプ場>(福島県) こちらのキャンプ場は、冬は難易度が超上級。本当に自信がある方でなければ行くのは控えていただきたいキャンプ場です。なぜなら春夏秋の3シーズンしか営業しておりません。 「おいおい! それじゃ勝手に冬場はキャンプしてるのかい!」って突っ込まれそうですが、ご安心を。ちゃんとキャンプ場さんに連絡をとってもらうことが条件ですが、冬場もキャンプをしてもOKなキャンプ場さんです。 しかし、冬場はキャンプ場のトイレも炊事場も凍結防止のために閉鎖されています。やっぱダメじゃんってなりそうですが、なんと隣の隣が道の駅になっていて24時間利用OKのトイレがあるんですね。炊事のための水を持参する必要がありますが、そもそも冬場は雪まみれなので、自分はその雪を利用して料理や飲み物を作っています。かなりワイルドですが……。 当然ですが、アクセスはめちゃくちゃ大変です。最寄りの那須塩原ICから下道で90kmもあるので、かなり神経を研ぎ済ませて運転し続けないと危険です。本当に雪道運転に自信がある方以外は、控えた方が賢明です。 でも、ここが面白いのは、なんと尾瀬檜枝岐スキー場が目の前という、全国的にも珍しいキャンプ場なんです。雪中キャンプを楽しみながらスキーをするという、こんな冬のアウトドアスキルを試される場所ってあるんですね。 さらに、隣は温泉施設の森の温泉館アルザ尾瀬の郷があるという好立地(現在、改修工事中で2022年4月に再開予定)! 他にも、車ですぐのところに温泉施設があるので、ぜひ利用してみてください。全国津々浦々の温泉に入ってきましたが、ここの泉質は本当に素晴らしく、身体の芯から温まりますよ。 猪俣慎吾(いのまたしんご) キャンプが趣味のフォトグラファー。7 年間写真スタジオに勤め、その後独立。フォトグラファーとして活動する傍ら、キャンプコーディネーターとしても活動している。アウトドアグループ「KIPPIS」主宰。日本オートキャンプ協会インストラクター。星空案内人(R)。10 月に『絶景CAMPGUIDE』(JTB パブリッシング)を出版したばか
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更新:20220103 08:58:38
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