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こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。 夫とお散歩中に「あら、きれいな桜ね」と言ったら「それは梅だよ」と訂正が。さらに、梅は1月下旬~4月下旬にかけて咲き、500種以上もの品種があるという雑学まで教えてくれました。 そんなに種類があるなら、どうしてお花見のときに桜じゃなくて梅を見ないの? 気になったので調べてみました! 最初は桜ではなく「梅」だった!
梅の花
今となっては「お花見=桜」が当たり前になっていますが、お花見が生まれたとされる奈良時代は中国から伝わってきた「梅」のお花見が主流でした。貴族たちは美しく、香り高い梅の鑑賞を楽しんでいたそうです。 梅と桜の立場が逆転したのが、平安時代に入ってから。春の花の代表格として桜が広く愛されるようになり、「古今和歌集」にも桜を詠んだ歌が数多く残っています。 桜の花は、農民など庶民からも「田の神様が宿る神聖な木」として愛されていました。 春にはたくさんの花が咲きますが、その中でも、昔から稲の種まき用の季節時計として使われていたのが「桜」であり、庶民にとっては欠かすことができないありがたい存在だったんだとか。
現在の花見のルーツを作ったのは戦国武将!? 現在の花見のルーツを作ったのが、豊臣秀吉が開催したとされる文禄3(1594)年の「吉野の花見」です。 1000本の桜を植えた吉野の山に5000人もの有力武将を招いて行われた壮大なスケールの花見は、5日間も続いたそう! 招待された武将の中には、伊達政宗、徳川家康、前田利家など名だたる武将たちもいたといわれているので、歴史に残る花見ですね。 その後、暴れん坊将軍こと徳川幕府8代将軍・徳川吉宗が桜の名所を江戸各地に作ったことで、花見は江戸庶民に広まり、深く愛されることになりました。 ソメイヨシノ誕生で花見が日本全国に広まる そして、日本全国に桜を広めたのが「ソメイヨシノ」の誕生です。これまでの山桜はというと、花びらは白く、花と葉が同時に現れていました。 一方で、品種改良で生まれたソメイヨシノは、花だけが先に咲きます。薄い桃色の花びらが、はかなく散る姿は美しく、ソメイヨシノが全国各地に植えられたことで、桜の美しさやそれを愛でる花見が日本中に知られることになったそうです。
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更新:20220326 22:14:07
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