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寒波を知らせるニュースが流」とれるようになり、鍋料理がおいしい季節となりました。鍋料理は野菜を大量に食べることができて栄養面的にも助かるのですが、カセットコンロで調理をすると、ランニングコストがかさまないか不安になる人もいるかもしれません。 本記事では、カセットコンロで「鍋料理」を作った場合、1回あたりどれくらいのランニングコストがかかるのかを卓上IHと比較しながら試算してみました。 1 カセットコンロと卓上IHではどちらが節約できる? 2 卓上IHを導入した場合、どれくらいで元が取れる? 3 まとめ 1.カセットコンロとではどちらが節約できる? ここではカセットコンロと卓上IHをそれぞれ使用し、「鍋料理」を調理する際のランニングコストを試算します。なお、鍋を加熱する時間は1回当たり「中火で30分」とします。 まず、カセットコンロを使用した場合は以下のとおりです。 一般的なカセットコンロを使用した際の連続燃焼時間は、最大火力で新品のガスボンベを使用した場合約60~70分です。そのため、今回は新品のガスボンベ1本で約2回分調理できると仮定します。 カセットボンベの価格は1本約400円のため、鍋料理1回あたりのランニングコストは約200円です。 次に卓上IHを使用した場合を見ていきましょう。中火なので約700Wと仮定して電気代を試算します。なお、電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電力料金の目安単価である31円/kWhとします。電気代の計算式は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(31円/kWh)で求められるので、試算結果は以下のとおりです。 0.7kW×0.5h×31円/kWh=10.85円 よって鍋料理1回あたりの電気代は約11円となります。 カセットコンロが1回あたり約200円のランニングコストがかかるので、コスパ面では卓上IHに軍配が上がります。その差は約189円となるため、週に2回鍋料理を作るとすると月あたり約1512円の差額が生じることになります。積み重なると家計にとって無視できない数字となるかもしれません。 2.卓上IHを導入した場合、どれくらいで元が取れる? 卓上IHはメーカーやグレードにより価格に差がありますが、一般的な卓上IHの価格を「約6000円」と仮定した場合、カセットコンロを使ったときと比べると鍋料理だけで考えても約4ヶ月あれば光熱費で元が取れる計算になります。 もちろんカセットコンロにもメリットはあり、電源が食卓の近くにない場合でも調理が可能であるほか、土鍋など卓上IHを使用できない鍋で調理をする場合はじか火のコンロを使用するほかありません。鍋料理はどうしても土鍋で食べたいなど、こだわりのある場合は、ガスボンベの料金は必要経費として割り切る必要もあるでしょう。 3.まとめ 今回の試算結果では、鍋料理は卓上IHで調理したほうがかなりランニングコストを抑えられることが分かりました。電源が近くにない場合や、卓上IHを使用できない土鍋などのを使いたい等のこだわりがない場合は、卓上IHの導入を検討してみるのもよいかもしれません。 出典 公益財団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 ・よくある質問Q&A 執筆者:山田圭佑 FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント
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