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コミュニティ名=【d-tech代表のブログ】

2017/06/08/ 11:31:22初回投稿
2017/06/08/ 11:31:22更新
投稿番号:67  状態:3

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2016年新春3題(追記4) 00000065 2016年03月16日
 今年の新春3題は、正月でもなく、旧正月でもなく、春の弥生となりました。

 ・AIソフト
 ・ISなどのテロ
 ・植物の知性

 をITとの関連で語ります。

平成28年3月
 北村 拓郎




  AIソフト(グーグル囲碁ソフト) 00000065 2016年03月16日 北村拓郎

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 AI(Artificial Inteligence)人工知能ソフトが脚光を浴びている。グーグルが、囲碁対局ソフトを開発し、世界のトッププロに4勝1敗(5戦マッチ)とした。

 いままで、トッププロには、4子をおいて対戦していたのが、対等の対戦になったようだ。同じ手法が他の分野にも適用されると、人間の仕事や活動が、コンピューターに代替されたり、CAD(Computer Aided ...)の範囲が一挙に広がり、大きな社会問題になるという。

 一般的な囲碁の性質を整理しておく。
・NxM(N M 自然数)の格子に白黒を交互においていく地取りゲーム
・普通は、N=19 M=19で、楽しまれている。
・場合の数が、有限であるから、必ずしも1つとは限らない最善解(必勝法)が存在する(先 手が有利などで6~7目などのハンデキャップをつける(コミ)。
・N Mが6までは、場合の数が数え上げられ、必勝法が知られているが、7以上は、場合 の数が多く、必勝法は、知られていないようだ。
・まして、N=19 M=19の場合の数は、天文学的数字となり、宇宙の原子の数ほどのコン ピューターが、協力して計算しても、場合の数を尽くすことができないであろう。コン ピュターは、原子/分子で構成されるから、原理的に、現在の技術では、この計算は、 出来ない。
・数えつくさない限り、最善手の証明とはならない。
・囲碁の実力には、上には上があり、トッププロを頂点に序列が、つけられていた。

 今回のグーグルのAIソフトは、トッププロに匹敵する実力が実証された。いままでのソフトとの大きな違いは、ソフトが、学習して、強くなっていくことである。
 人間がしていることをソフト(コンピュター)がまねをしているということで、人間をお手本にしているので、人間を圧倒的に凌駕するわけではない。しかし、最善手を求めて、トッププロと切磋琢磨する状態になったといえるであろう。棋士の役割も変わる可能性もある。コンピュターが、昼夜を問わず自己学習をして、実力を挙げるので、棋士は、トップロも含めて、コンピューターに教わることも考えられる。さらに、この手法は囲碁の世界を越えて、世の中に大きな影響を及ぼす可能性がある。今回の対局ソフトは、何千台ものコンピュターの連係動作で、対応したという。その程度の量と速度であれば、いずれ、商用パソコンレベルでも実現されることが考えられる。最善解の証明は、今のコンピュータの手の届くところにはなさそうで、筆者は、人類の生存期間中の最善手の証明に悲観的だが、発想が違った将来のコンピューターらしきものが最善解を証明することを否定はできない。

 AIソフトがこのレベルになると、現在の実際の仕事の半分程度が、コンピュターで、代替えされるであろうといわれている。

 これからの日本は、少子化で人手不足になるので、AIソフトの活用が期待されるが、適切に対処しないと、失業問題や、経済不況問題の陥穽に落ちる恐れもある。

平成28年3月

北村 拓郎



 






  ISなどのテロ 00000065 2016年03月16日 北村拓郎

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 テロや戦争の暴力は、人間社会の本質的な問題を解決しない。なぜならば、人間社会とは、コトバで築かれた、いわば虚構の世界だからです。

 自然な世界は、自然法則が支配する物理的な世界であり、進化論の世界ですが、人間は、自然法則の制約のもとで、コトバを身につけて、協力し、知恵を働かして、生活しています。このスタイルでは、暴力は、害になることが多いとして、排除される方向にあります。少なくとも暴力だけでは、なにもできません。戦争にも宣戦布告と講和があり、テロもいろいろなコトバ(犯行声明など)が用意されます。

 テロや戦争には当事者の言い分があります。お互いの言い分を聞いて、妥協点を探るより仕方がありません。なくした命は戻りません。自爆テロや、特攻隊ほど、おろかな選択はないはずですが、少しづつ賢くなるのか、状況が変わり、人々の意識が変わり、根絶されるのか、世の中の不条理(コトバの生み出した)の不思議です。

 平成28年3月

北村 拓郎





  植物の知性 00000065 2016年03月16日 北村拓郎

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 「植物は知性を持っている」ステファノ・マンクーゾ他著という本が出版され話題を呼んでいる。

 ここでは、知性とは、生物が生きていく上での知恵であると定義し、通常の概念とは異なります。通常、知性は、脳神系統を持つ、動物の世界、とりわけ、人間特有の性質と考えられてきました。しかし、知性の定義をこのように、変えれば、新たな世界が広がります。

 地球全体で、植物のバイオマス(生命体の総重量)は、動物に比べて圧倒的に多く(動物のそれは、植物の3%程度)、動物は植物のおかげで(寄生して)、暮らしています。植物は動物のように移動せず、脳神経系統をもたず、一部が損傷を受けても、個体の致命的な損傷にならず、動物といきざまが違います。人間目線でなく、生物としての生き様(情報処理とレスポンス)を観察考究することが、これからのITの研究に有益だと著者がいいます。たとえば、動物の6感に対して、植物は20感(地磁気など)を備えているという。

平成28年3月

北村 拓郎










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