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毎年売切れが続出しているというニトリの『重い毛布』

2021年12月01日

ニトリの毛布が年々“加重”なぜ? 今年は約4倍の7キロまで

 これまでの日本の寝具業界では、羽毛布団に代表されるように宣伝文句として“軽さ”が強調されることが多かった。しかし昨今、新たに“重み”を重視するユーザーが増えてきているようだ。ニトリが3年前から販売している『重い毛布』が「極上の寝心地」だと、毎年売切れが続出しているのだ。しかも当初は一般的な毛布の約3倍の4.5キロだったが、年々加重しており、今年は7キロまで増量した製品が登場するとのこと。“重み”が布団の新基準となるのだろうか。『重い毛布』の開発経緯とその魅力を同社に聞いた。

【画像】布団の新基準は“重み”?


「極上の寝心地」と反響を呼んでいる『重い毛布』

■欧米ではすでに“加重布団”が普及 日本の固定観念に挑んだ『重い毛布』当初は売れず…

 ニトリが『重い毛布』の販売開始したのは、2019年9月。以前から欧米では加重布団の普及が徐々に進んでおり、適度な布団の重みが安眠に効果的との実証があった。しかし、日本では“軽くて暖かい寝具が良い”という固定観念のようなものが根強く、市場においてほとんど出回ることが無い状態であった。当時の担当者が、日本に無い、本当に良い商品であれば普及させるべきと考え、開発に着手したという。

「一定の重量がある布団は精神的な安心感を与え、深い眠りにつくことが出来、安眠につながると言われています。欧米では、不安神経症の方や、自閉症の方にも効果があったなどの研究結果も出ているようです」(ニトリ担当者/以下同)

 発売当初は日本市場にほとんど出回っていなかったこともあり、想定より販売が伸びなかった。しかし、SNS上で「眠りが深くなった」「睡眠の質が向上した」「寝覚めがスッキリした」といった実際に使用した人の声が反響を呼び、一気に販売数が上昇した。同値段の毛布において、他製品の約3倍売り上げており、昨年は各店舗で売切れが続出した。

「元々重めの布団を好まれる方や、包み込まれるような寝心地で安心感があると言われているため、そのような寝心地を好むお客様には向いているかと思います。デメリットとしては、重量が合わない方や慣れない方がいること、洗濯が難しいことが挙げられます。乳幼児やお子様への使用は控えて頂くようにご案内しています。あくまでも個人差はあり、軽い布団を好まれる方も当然いらっしゃいますので、選択肢のひとつとして重い毛布を販売しています」

■在宅時間増加により、布団の常識も進化?

「安眠には“体重の10%”の重みが理想的」

 その重量はというと、発売当初の2019年は4.5kgだったが、2020年から5.5kgに増量。一般的に体重の10%ぐらいの重さが最も効果が高いとされているため、より平均的な体重に近い重量へ変更したそうだ。今年の12月には一部店舗にて7kgタイプの試験販売を予定している。

 担当者は、これまでにない“重さ”を実現するため、「布団の中には重量を出すための、ガラスビーズという非常に微細な材料が使用されているため、そちらが布団の中から噴出しない仕様にすることに苦労しました」と語る。

 また販売当初は、通常の布団同様に外せるカバーを紐止め式にしていたが、商品本体の重量もあることから、ユーザーから非常に手間がかかるという声があった。それを受け、2021年度モデルはニトリの布団カバーでも採用されている、紐なしの『Nグリップ』機能を搭載させ、面倒な紐の着脱を必要としない商品とした。

「毛布にお客様が求める品質としては、以前とさほど変化はなく、暖かいもの、肌ざわりの良いもの、ボリュームがあるものになりますが、市場全体として様々な機能性をもった毛布が出てきているため、多少値段が高くとも、より自分に合った、より良い商品を求められるお客様は増えていると感じます。ここ最近では、よりなめらかで、しっとりとした肌触りの商品が好まれています」

 ニトリの加重布団は秋冬商品のみだが、他社製品や欧米では年中使用できる春夏仕様の「ウェイトブランケット」も販売しており、一定の需要が存在している。在宅時間が伸び、家具や寝具にこだわる人が増えた中、布団の選択基準に“軽さ”だけではなく“重さ”も加わるのが新常識となっていくかもしれない。



引用元の記事はこちら(https://news.yahoo.co.jp/articles/04a05336e031c24b3077dbd4f9ae6bb98fa4d04f)


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