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京都の街に映える舞妓さんの姿

2019年09月23日

京都の街に“なんちゃって舞妓”が出現中本物と見分けるポイント

 京都は昔からの花街が今も続いている街です。祇園や先斗町等のような古い花街の街並みはそこを歩いているだけでも何とも言えない風情を感じますが、さらにそんな街の風情に彩りを添えるのが舞妓さんや芸妓さんの存在です。多くの観光客は街を歩いていてかわいい舞妓さんを見かけると、「これはラッキー!」とばかりについシャッターを押したくなります。
本物の舞妓さんは、昼間にはなかなか出会えない

 ところがこのように街を歩いている人の中には本物の舞妓さんではない人も多くいるのはご存知の通りです。最近では「舞妓変身スタジオ」のような場所があって、観光客向けに舞妓さんの衣装を着てお化粧をし、写真を撮るというサービスをするところが増えてきました。ただ変身して写真を撮るだけならいいのですが、そういう格好をして街を歩く観光客も多いのです。特に最近ではアジアからの訪日観光客の中にも変身した舞妓さんの恰好で街を歩くという人もいるようです。

 人間には多かれ少なかれ変身願望というのがありますから、特に若い女性であれば憧れの舞妓さんの恰好をしてみたいと思うのは無理ありません。そのこと自体に目くじらを立てるつもりは全くありませんが、よく事情を知らない観光客の人の中には、本物の舞妓さんと間違えて写真を撮っている人もいるでしょう。

 私は、もし本物の舞妓さんであればやたら写真を撮ったり、一緒に写真を撮ってもらうのをお願いしたりするのはいかがなものかと思います。なぜなら彼女達は、単にブラブラ散歩しているわけではないからです。お客様の待つお座敷へ向かっているところで、言わば業務時間中なのです。仕事をしている人に対してはそれなりに敬意を表すのが当然ですから、むやみに一緒の記念撮影をお願いしない方が良いと思います。

 もちろん観光客舞妓はその限りではないでしょう。なぜなら変身願望と共に自分が注目されることに対して楽しさを感じているからに違いないからです。では本物かそうでないかを見分けるにはどうすればいいのでしょうか。

 実は答えは極めて簡単なのです。そもそも本当の舞妓さんはあんな恰好をして昼間出歩くことはまずありません。舞妓さんがああいうお化粧をして衣装を身にまとうのは夜、お座敷に行くときだけです。昼間は唄や踊りのお稽古事で忙しいですから、動きやすい恰好をしていますので、普通の人とあまり変わらないでしょう。たまには雑誌やグラビアの撮影で本物の舞妓さんが昼間にああいう格好をすることもあるでしょうが、少なくとも一人で歩き回るということはあまり考えられないと思います。したがって昼間に見かける舞妓さんはほぼ“観光客舞妓”と思っても差し支えないと思います。

 次に本物の舞妓さんかどうかを見極めるのは髪の毛です。舞妓さんというのは全て地毛ですからかつらを被ることはありません。明らかにかつらだとわかるのはこれも観光客舞妓に間違いありません。他にも細かい点で本物の舞妓さんとは明らかに違うということはありますが、それほど細かい点をチェックしなくても、昼間歩いているかどうか、髪が地毛かどうかだけで簡単に見分けはつくと言っていいでしょう。


美しい舞妓さん 節度を持った対応を

 多くの観光客の人は本物の舞妓さんの姿をカメラに収めたいのでしょうが、前述したように、彼女たちが衣装を着けて歩いているときは仕事中ですから話しかけたり、一緒に写真を撮ってくださいと頼んだりして、仕事の邪魔をしてはいけません。もちろん舞妓さんも客商売ですからそれほどあからさまに迷惑がることはないでしょうが、たまたま道を歩いていて出くわしただけの我々は彼女にとってはお客様でもなんでもありませんから、節度を持った対応が大切だと思います。

 また逆に舞妓さんの衣装を着て変身している観光客の人にも心がけてほしいと思うことがあります。それは誰もが持っている舞妓さんのイメージを大切にしてほしいということです。と言っても本物の舞妓さんのような歩き方や立ち居振る舞いをしてほしい、といった難しいことを望んでいるわけではありません。少なくとも舞妓さんの格好をしている時に街中でものを食べながら歩いたり、スマホを見ながら歩いたりするのはやめてほしいと思います。

 舞妓さんの姿というのは美しいものです。一度ぐらいはその美しい姿に変身してみたいという気持ちもよくわかりますし、それ自体は良いことだと思います。ただ、舞妓さんや芸妓さんは花街を支える人々であって、京都の文化の一部であることは確かです。文化というのは多くの人によって理解され、支えていくことで伝えられていくものだと思います。舞妓さんに変身する人たちも本物の舞妓さんを見て楽しむ観光客の人たちもその一人だということを忘れないようにしたいものだと思います。



祇園 芸舞妓への迷惑行為横行


観光客のマナーが問題となっている京都市東山区祇園町南側の花見小路通周辺で、スマートフォンへのプッシュ通知などを使った大規模なマナー周知の事業が9月30日~12月8日の70日間に実施される。事業の効果を検証するため、監視カメラで対策の前後のマナー違反件数を比較するほか、4カ所に設けたWi―Fi(ワイファイ)センサーで、来訪者数や滞在時間の実態把握を進める。


引用元の記事はこちら(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000002-wordleaf-life)


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