2020年07月30日
オンライン帰省の準備はできた? 今夏実家で利用可能な通信は?
今年のお盆休みは、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して実際の帰省を断念し、ビデオ通話を利用して実家への連絡を予定している人が多いかもしれない。しかし、果たして実家のインターネット環境はどれくらい整っているものなのだろうか? オーヴォ編集部は「実家側で利用可能な通信回線は?」というアンケートを行ってみた。
調査は、J:COMの投票機能を使って7月20~27日に実施し、男女427人から回答を得た(コア層35~49歳)。回答のトップは「ネット回線は無いので電話で済ませる」(56%)。以下、「家庭用インターネット回線」(20%)、「スマートフォン本体の通信回線」(16%)、「モバイルWi-Fi」(8%)と続いた。政府が推奨するオンライン帰省だが、実際には半数以上の人が電話で済ませるようだ。
渋滞や多額の帰省費用がかさみ、毎年、頭を悩ませるお盆の帰省。中には、義父母のもとにわざわざ行かなくて済むオンライン帰省を、定着させたいと思っている人もいるかもしれない。一方で、スマホやパソコンなどのデジタル機器の環境設定や操作は、高齢の親には難しい面もあるだろう。そこで役立つのが、デジタル機器に詳しくなくても簡単に使えるビデオ通話アプリだ。例えば、利用者も多いソーシャル・ネットワーキング・サービス「LINE(ライン)」アプリがインストールされていれば、ボタン一つで最大500人までのグループ内ビデオ通話が可能となる。さらに顔や室内をきれいに見せる加工やヴァーチャル背景、YouTubeの同時鑑賞、「顔」を使って遊ぶゲーム「Face Play」など、このアプリだけでもオンライン帰省を盛り上げるのに十分といえそうだ。
この夏、大きく変わる帰省のスタイル。マイナス要素だけでなく、オンラインという新しい形での交流を楽しんでみよう。そして、便利なオンラインツールを利用する際にはもちろん、対面で接する際と同様に、相手の気持ちや交流の場の雰囲気などを思いやる気持ちを忘れないようにしたいものだ。
7割が夏の帰省を自粛 手土産はオンラインで
毎夏、帰省の時期の問題といえば渋滞や混雑だったが、今年はコロナ。ぐるなびの調査によると、この夏「帰省しない」という人は、66.4%に上っている。調査は6月16日~23日に行い、20~60代のぐるなび会員2,000人から回答を得た。
自身の実家へ帰省する予定がある人は既婚者全体の24.9%、配偶者の実家へという人は17.2%だ。帰省しないという人のうち、新型コロナウイルスを理由としている人は37.8%で最多に。移動を伴う帰省への懸念が浮き彫りになった。
帰れない実家へ気持ちを寄せるアイデアとしては、“オンライン帰省”をしてみたいと答えた人が24.1%。インターネット通販などを利用して贈り物をするという人は1割。贈り物の平均額は3,429円で、手土産を持参する場合の平均額よりも高めだという。
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