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(No. 62)
2017/06/08/ 11:27:12投稿 (コメント投稿通知あり) |
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文化・文明と真・善・美 00000060 2015年06月07日 人間は、コトバを話すようになって、他の動物とは、違って、独特の文化・文明を築いている。文化・文明は、時代とともに、進歩(変化)していく。人類全体としての共通的な文化・文明と地域や民族での違いのある文化などがある。このような、特定の文化・文明の下で、人間の脳の大脳皮質の活動は、総合的なものであるが、思考パターンは、どの民族においても、理性、悟性、感性に分けられる。これらは、真・善・美の追求に対応するとも考えられる。 人間の理性は、事実を認識すれば、ロジックに基づいて、コトバにより、話し合い、時間と手間ひまをいとわなければ、お互いに理解し合え、特定の真実について、同じ認識に立つことができる。科学や学問は、この点について、徹底して追求する。 悟性は、特定の事実や、状況について、善悪の価値判断を下す。価値判断(たとえば道徳)は、時代や、環境や個人によって異なり、話し合って理解はしても、見解が一致するとは限らない。 感性は喜怒哀楽、感動、感情などと関係し、個人差が、大きい。しかし、他者への共感、親子の愛情などは、人類共通の感情で、個人が生きていく原動力である。 これらが、状況に応じて、真・善・美のしかるべきバランスで、人間や、人間集団が、活動している。 意見の違いや価値観が違っても個人も国家も理性的に話し合って、人類の同朋として、共存していかざるを得ない。そのためには、理性的な、コトバによる徹底的な話し合いが大切である。 平成27年6月 北村 拓郎 |